k-Bird 波照間紀行 |
最初は奄美大島のつもりだったのだけれど、なぜか波照間へ。日本最南端の有人島という以外は特に観光名所もない。南十字星がみられたり、島のお祭りがあったりするのだけれど、どちらも時期はずれ。 「一体何が目的で行くのですか?」と指摘されるといい返す言葉もないのだけれど「ただなんとなく・・・」。 そう、旅に目的などいらないのだ。行ってみてはじめて考える、いや別に考えなくとも良い。行き当たりばったりチョーいい加減な旅。一人旅が自分の性格に向いているのだろうか。 ここ三年琉球方面への放浪旅が続いている理由の一因かもしれない。 今回はじめて「輪行の旅」をすることになった。 輪行とは淫行?いや、でなくて自転車で旅をすること。 つい最近、フォールディングバイク(折りたたみ自転車)を購入し、今はやりの自転車通勤をしている。 ネットで島を検索していたら、ちょうど自転車で波照間にいっている人のHPをみつけた。 読んでいるうちに、自分も行ってみたい衝動にかられたのだ。 というのも、過去2回の旅は歩き倒したせいもあって、足中マメだらけになって大変な思いをしたということもあったので、意外といいかも!と思ったのだ。
3度目の島旅ということで気が緩んだわけではないのだが、9:45のフライト時刻にもかかわらず、空港についたのは9:20。リミットぎりぎりだ。急いでチェックインして自転車を預けて搭乗口まで走ったまでは良かったが、自転車を預けた際の預り証をもらわずにいってしまったことに気づいた時には後の祭・・・場内アナウンスが流れていた。しょっぱなから恥ずかしい思いをしてしまった。今回はじめて飛行機を乗り継ぎ、大阪〜那覇〜石垣ときて、石垣島離島桟橋から高速船で波照間島へ。HPには、高速船はすごい揺れで船酔いしないようにと書いてあったが、期待していたほど?の揺れもなく約1時間で無事到着。 毎回思うことであるが、この広大な海を見ていると、自分の存在すごくちっぽけに思えてくだらないことでくよくよ悩んでいることが馬鹿らしく思えてくるのである。
港につくと、宿のお迎えの車が待機していた。そうです。今回は最初から宿を押さえておいたのです。(全面的にキャンプ、野宿は禁止だそうです。)宿についたのは午後5時ぐらい。しばらくして夕飯をとったあと、さっそく浜までサイクリング。潮風が心地よい。途中、ヤギや牛と遭遇しながら到着。残念ながら夕日は見られなかったが、完全に日が落ちるまで、浜で三線と唄をうたっている人の傍らで佇んでいた。 9月16日(月) 朝早く起きて日の出を見に行こうと五時に目覚ましをセットしたが、結局起きられず。7時半に朝食をいただいて程なく、島内散策。向かった先は「日本最南端の碑」。といってもそんなに仰々しいものではなく、でっかい石碑がドンとあるだけ。その先は断崖絶壁。海の向こうはもうフィリピンだ。
石碑のすこし左手にある東屋でひとやすみ。適度な潮風が心地よく、絶好の昼寝スポットだ。波の音がかすかに聞こえて、あとは小鳥のさえずりと風の音。横になると自然とウトウト。流れる時間は正に「島時間」。同タイトルの大島保克のアルバムの中の「真砂の道」という歌がずっと頭のなかでなっている。(このアルバムは超お勧め!)至福の時間をそこでしばらく過ごした。 つづく。 |